2012年5月最新SEOトレンドのまとめ - SMX London 2012 -
こんにちは Latin です。EURO 2012の優勝予想はスペインです。
トーレスの復調を心から祈っております。さらにW杯予選も重なって結構ヒーヒー言っておりますが、なんとか正気を保ってサッカー観戦に頑張りたいと思います。
さて今回ですが、
ここ最近、SEO関連の動向調査などは一切してなかったので、最近のトレンドはどうなってるんだろう?
という事でいつも愛読させて頂いていた「海外SEO情報ブログ」さんの SMX London 2012(Search Marketing Expo) のレポート記事 を元に簡単にまとめてみました。
しかし・・・いつの間に Google さんはパンダからペンギンちゃんへシフトしてるんだ・・・
目次 2012年5月の最新SEO情報
- ソーシャルでのシェアとランキングには高い相関関係がある
- ソーシャルシグナルはユーザーシグナル
- 著者情報の表示も目立つようになってきつつある
- 今までの投票は「リンク」。唯一の要因ではないがもっとも強い要因
- バックリンクは依然として Google で大きな要因。重要なのはリンクの質
- 上位表示しているページと相関性の高い要素
- 完全一致のアンカーテキストはもう終わっている
- 商用キーワードだけでブランド名でのリンクがないとペンギン・アップデートに捕まる。
- ブランドを構築しなければならない。
- ブランドになるだけでは十分ではない。ブランドを反映するブランドリンクが必要。
- h1タグやtitleタグのキーワードと上位表示しているページにはマイナスの相関関係が認められた
- 上位表示ページには Adsense を貼っているページが少なかった
- 相関関係データから結論づけた2012年SEO要因
- Chromeや Googleアナリティクス、AdSense など Google のプロダクトのシェアが増えてきているから、 Google はサイトのトラフィックを計測しているに違いない。
- Google はトラフィックにもとづいてリンクの価値を判断するかもしれない。
- 301リダイレクトを悪用した手法が依然として通用している。
- ネガティブSEOは常に存在してきたが、過去にないほど今は大きな話題になっている。
■ソーシャルでのシェアとランキングには高い相関関係がある
当然ながら、Facebookを初めとしたソーシャルでの振る舞いもSEOに多大な影響を与えているんですね。
■ソーシャルシグナルはユーザーシグナル
ソーシャルシグナルとは Facebook の「LIKE」の数であったり、 Google + でシェアされた数などの事を指すようです。
"ユーザーの為"を大義名分として掲げる Google とっては当然大きな要素になるんでしょうね。
■著者情報の表示も目立つようになってきつつある
author などの記述は、今まではそれほど重要視されておらず、敬遠されがちな存在でした。
オリジナルコンテンツを多数抱えるサイトや個人のブロガーなどにとって、今後はより大きな要因となりつつあるようです。
■今までの投票は「リンク」。唯一の要因ではないがもっとも強い要因
- ビッグキーワードでは操作しないと1位になれない
この辺は今まで通り。
■バックリンクは依然として Google で大きな要因。重要なのはリンクの質
この辺は今まで通り。
被リンクについては依然としてもっとも重要な評価要素らしいです。
ドメイン分散、IP分散リンクなども依然として有効という事ですね。
■上位表示しているページと相関性の高い要素
- キーワードのアンカーテキスト
- nofollowリンク(やや)
- "Click here"やブランド名でのリンク
「Click here」なんかが案外良かったんですね。知りませんでした。抽象的で Google は嫌いそうなのに・・・
■完全一致のアンカーテキストはもう終わっている
対策キーワードと連動したテキストリンク、例えば「関内 居酒屋」などを無数のサテライトサイトでリンクを貼るのがSEO業者さんの通例でしたが、 こちらも有効ではなくなってくる・・・という事でしょうか。
■商用キーワードだけでブランド名でのリンクがないとペンギン・アップデートに捕まる。
↓以下項目参照
■ブランドを構築しなければならない。
↓以下項目参照
■ブランドになるだけでは十分ではない。ブランドを反映するブランドリンクが必要。
- 商用キーワードよりもブランドのリンクが多くなるべき
要するに「そのサイト固有のキーワードやコンテンツを"固有のブランド"として他と差別化させなさい!」って事でしょうか?
■h1タグやtitleタグのキーワードと上位表示しているページにはマイナスの相関関係が認められた
- 内的SEOは死んだ?
上位表示しているページのh1タグやtitleタグにはキーワードが含まれていないことが多いという事らしいです。
既にキーワードよりもブランドを評価している点の現れかも知れませんね・・・。
■上位表示ページには Adsense を貼っているページが少なかった
- 広告はコンテンツから気をそらせてしまう
- DoubleClickには相関関係は見られなかった
当然っちゃ当然ですよね。
Adsense に広告出稿してるサイトを、それだけの理由で優遇・上位表示させてたとしたら大問題です・・・。
■相関関係データから結論づけた2012年SEO要因
- ソーシャルシグナルが重要
- バックリンクは依然として大きなカギを握る
- 広告がハンディキャップになるかもしれない
個人的には三番目は微妙じゃないでしょうか?
評価しない事はあってもマイナスになる事はさすがにないような気がします。
ただ、パーソナライズドが多角化していって「この広告を表示しない」みたいなマイナスのユーザーシグナルが立つような仕様になったとしたら分かりませんよね・・・。(考えすぎか)
■Chromeや Googleアナリティクス、AdSense など Google のプロダクトのシェアが増えてきているから、 Google はサイトのトラフィックを計測しているに違いない。
- たとえば、あるユーザーが Amazon で繰り返し購入していることが分かれば、それは Amazon がすぐれたユーザーエクスペリエンスを提供しているからだと評価するかもしれない
「違いない」って断言されてますね・・・。
トラフィックとSEOの直接的な関係性は無いだろうと思ってました。要因としては確かにあってもおかしくはない気がします。
■Google はトラフィックにもとづいてリンクの価値を判断するかもしれない。
- フッターやサイドバーに詰め込まれたリンクは誰もクリックせずトラフィックを生まないから価値のないリンクとしてみなされるかもしれない。
- 滞在時間が長いページで、下までスクロールしたところにあるリンクは評価される — よく読まれたページにあるリンクで、ユーザーがさらに求めた情報がその先にあると判断できるから。
■301リダイレクトを悪用した手法が依然として通用している。
「301 リダイレクト」は「恒久的にサイトが移動したことを伝える」ものですが、悪用ってなんだろう?と思って調べてみた所、
評価の高いサイトからお客さんの対象サイトへ「301 リダイレクト」を飛ばすというSEO業者さんが多いらしく、依然としてそれらの手法が有効という事のようです。
(真似はしないでくださいね!)
お客さんには、これが有効です!なんて到底言えませんよね・・・。
■ネガティブSEOは常に存在してきたが、過去にないほど今は大きな話題になっている。
ネガティブSEOとは、例えば、企業の訴訟問題の記事や、個人の誹謗中傷の内容の記事を検索結果から除外するよう対策する手法をいいますが、
問題じゃなくて「話題」?
これも調べてみましたが、最近の Googleはスパム等の取り締まりに躍起になっているようで、ペナルティを貰うサイトが多くなってきているそうです。
言いかえれば、「A社のライバルであるB社が、A社のサイトを Google へ通報する事で簡単にペナルティへ追いやる事ができる」という事のようです。
SEOでの上位表示が難しくなってきている昨今、「上位表示を目指す」のではなく、「競合サイトを蹴落とす」という事に躍起になっている業者も多いそうです・・・。
(間違ってたらごめんなさい)