Google にペナルティを食らった場合の対処フローをざっくりとまとめてみる

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すこしずつ寒くなってきて、だんだんと冬が近づいてきましたね。既に春が待ち遠しい kimoto です。

さて、最近 Google からペナルティをくらってしまったサイトを、ペナルティ解除までもっていく体験をしたので、経緯を簡単にまとめてみようと思います。
あまり無いことだとは思いますが、身に覚えがないのにペナルティを食らってしまった場合に、参考になれば幸いです。

Google にペナルティをくらってしまった!?

「あなたのサイトに対する不自然、もしくは人工的なリンクを検出したんで、ペナルティを課しましたよ」

Google にペナルティを食らうと、Web マスターツールに、こんな内容のメッセージが突然届きます。
まったく身に覚えがないのにこんなメッセージが来たら当然驚きますよね。
とりあえずは落ち着いて、実際に検索にどんな影響があるのか確認してみましょう。
サイト名やドメイン名、果ては URL など、間違いなく上位に来るキーワードで検索し、検索結果に全く現れなくなったら、残念ですが確かにペナルティを食らっています。

そこまで確認できたら、具体的な対策を施していきましょう。

サイトへのリンクを確認する

さて、被リンクが問題だということがわかっていますが、どこからのリンクが問題かは、ファーストコンタクトでは具体的には教えてもらえません。(後述しますが、2回目以降は教えてもらえました)
ということで、ウェブマスターツールから被リンクを確認し、怪しげなものを探します。

ウェブマスターツールで「検索トラフィック」→「サイトへのリンク」→「リンク数の最も多いリンク元(詳細>>)」→「最新のリンクをダウンロードする」

これで被リンクのリストをダウンロードできます。場合によっては膨大な数かもしれませんが、とりあえず目視で確認していきます。
どんなのが不自然なリンクか判断するのは難しいですが、短期間に沢山リンクされてたりしていないかチェックしていきましょう。

怪しげなリンクを見つけたら

これは明らかにおかしい!というようなリンクを見つけたら、まずは運営者に連絡し、リンクを外してもらうようお願いしてみます。
それで外してもらえれば OK ですが、もしかしたら無視をされてしまうかもしれません。
その場合は、リンク否認ツールを使用します。
これを利用すれば、「このリンクとうちは無関係ですよ!」と Google さんに知らせることが可能です。
使い方を間違えて問題のないリンクまでも否認してしまわないように注意してください。

リンク否認ツールの使い方はこちらなどが詳しく書かれていますので参考にしてみてください。

Google に再審査の申請をする

怪しげなリンクを外すかもしくは否認したら、Google に再審査してもらうようにお願いをします。無事申請が通れば、「受け付けました」というメッセージが届きます。
そうなったら審査されるまでおとなしく待ちましょう。

再度メッセージがきたら更に対応する

この一連の流れで一発解決すれば言うことなしですが、実際にはさらに何度かやりとりをする事になると思います。
2度めからは「例えばこのリンクやこのリンクが問題になってるんですよ」と、いくつかサンプルを教えてくれたりします。ここからはそのサンプルを元に問題のリンクを洗い出し、同じくリンクを外すか否認し、もう一度再審査申請…と繰り返していくことになります。

ということで

今回の話は実体験となりますが(ちなみにバシャログではありません)、問題のリンクを膨大なリストから洗い出したりなんだりと、かなり大変でした。

結局のところなぜペナルティを食らってしまったかというと、いろいろなブログサービスに似たような文章で沢山の記事が作られており、なぜかそこからリンクが張られていたため、SEO 目的でスパム的に被リンクを増やす悪質な行為としてペナルティをなってしまっていたようです。

これについてはちょっとどうなんだ?と思ったりもします。今回は自分で記事を作ったわけでもないにもかかわらず、スパムと判定されてしまったわけですが、これは悪用すればライバルにペナルティを受けさせることもできますよね…。
Google の最近のアルゴリズム更新により、もしかしたらまだ精度がイマイチなのかもしれません。
今後この辺りも精度も高まっていくことを期待します。

参考

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