MS-Word tips:自分専用のツールバーを作る

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はじめまして。今日からこちらに参加することになりました、keikonです。よろしくお願いします。

まずは自己紹介から。実は私はWeb制作スタッフではありません。昔ながらの紙ベースで、マニュアルを制作する業務を担当しています。他のスタッフとは毛色の違う記事になると思いますが、どうぞご容赦ください。

マニュアル制作では、MS-WordやFramemaker、InDesignなど、いろいろなソフトウェアを使って文書を作成しています。特にMS-Wordは、かなりマニアックな使いかたもしていますので、少し紹介していきたいと思います。
今日のテーマは「自分専用のツールバーを作る」です。

自分専用のツールバーを作る

ワードで用意されているツールバーには、自分では使わない機能があったり、よく使う機能が足りなかったりします。そこで、自分専用のツールバーを作っておくと便利です。
ツールバーは、ワード自体に登録することができず、ワードの文書に登録する必要があります。ワードを使用するとき常に同じツールバーを使いたい場合は、専用のテンプレートファイルを作成し、そこにツールバーを登録しておきます。ワード起動時にこのテンプレートを「アドイン」として設定すれば、作業中どの文書でも、登録したツールバーを使うことができます。

1. テンプレートを作成

  • [ファイル]-[新規作成]をクリックして、新規文書を作成します。

2. ツールバーを作成

  • [ツール]-[ユーザー設定]-「ツールバー」タブをクリックして、[新規作成]ボタンをクリックします。
    20120817_keikon_01.jpg
  • ツールバー名を入力し、「保存先」で現在の文書を選択します。
  • [OK]ボタンをクリックします。

    20120817_keikon_02.jpg

→これでツールバーができました。作成したツールバーが表示されています。

3. 必要なコマンドをツールバーに追加

  • 「ユーザー設定」ダイアログで、「コマンド」タブをクリックします。
  • 「分類」で分類名をクリックすると、属するコマンド一覧に表示されます。たとえば、分類「ファイル」には、「新規作成」や「印刷」といったコマンドが登録されています。
  • ツールバーに登録したいコマンド名を、ツールバーへドラッグします。
    20120817_keikon_03.jpg

※ツールバーには、マクロや定型句(よく使う文字列や図をひとまとまりで登録できる機能)を登録することもできます。

4. 文書をテンプレートとして保存

  • [ファイル]-[名前を付けて保存]をクリックし、文書テンプレート(*.dot)として保存します。テンプレートフォルダに保存してください。

    ※テンプレートフォルダの調べ方:

    [ツール]-[オプション]-「既定のフォルダ」タブをクリックし、「ユーザーテンプレート」を選択して[変更]ボタンをクリックします。現在設定されているテンプレートフォルダが表示されます。


5. 作成したテンプレートをアドイン

  • ワードで作業するとき、ツールバーを登録したテンプレートをアドインとして設定します。ワードを起動している間、他の文書を開いてもこの環境は保持されます。
    [ツール]-[テンプレートとアドイン]をクリックし、「アドインとして使用できるテンプレート」の[追加]ボタンをクリックして、作成したテンプレートを追加します。
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参考:私のツールバーはこのようになっています。
20120817_keikon_05.jpg

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