[読書の秋!秋の夜長にオススメ書籍] 第 9 回 ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック 5 Webプログラミング
寒くなりましたね、ichikawaです。
読書の秋シリーズ第 9 回は、「ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック 5 Webプログラミング」です。
本書の概要
「Web検」という検定をご存知でしょうか?
2007年から始まった「Webに関わるすべての人の標準知識となる新しい検定」です。(公式サイトより)
試験は5つのカテゴリーに分けられていて、本書はその中の一つ「Webプログラミング」の試験の公式テキストに指定されています。
「プログラミングの基礎から、代表的な開発言語、データベース、セキュアプログラミング、ユーザーインターフェイスまで、「Webサービス時代」に必要とされる知識を整理・体系化した内容 」(本書はじめにより)となっています。
以下が、本書を読んでの感想です。
どんな人向け?
検定対策のテキストなので、受験希望者の方はもちろんですが、以下のような方にもお勧めです。
- Webプログラマーを管理する立場のディレクター・プロデューサー
- Webプログラマーと仕事上関わりのあるデザイナー
- 分かりやすい言葉で説明するのが苦手なWebプログラマー
広範なプログラミング技術についての知識理解のための本というだけあって、取り扱う内容も、Webプログラミングの時代的背景からWebサービスのセキュリティまで幅広い内容となっています。
そのせいもあり、項目の説明においてはざっくりした部分も多いです。
「プログラマーやエンジニア向け」とは書かれていますが、この本で勉強するというよりも、顧客にプレゼンテーションする際など、技術に明るくない方に分かりやすい説明をする時などに役立つ様に思います。
どんな使い方ができる?
本書は、最初から順番に読んでいく以外にも辞書的な使い方にも向いているように感じました。
各ページの下には、キーワードとなる言葉の解説が単語帳のように載っています。
勉強会などで耳にした知らない単語を調べたり、反対にパラパラとキーワード部分だけ読んで、新しい知識を仕入れるという使い方もおすすめです。
説明が短いセンテンスでまとめられているので、人に説明する時の言葉選びのヒントにもなりそうです。
さいごに
この本は、おそらくsakaiから紹介をもらわなかったら読む事もなかったように思います。
こういった言葉の知識は、今では本を買わなくてもWeb上で手に入ると思っていたからです。
ただWeb上では情報が多いと同時に、多すぎて何が正しいのか分からなくなることもしばしばあります。
そんな時に、このような教科書のような本があるのはとても助かるな、と思いました。
この本は、特にプログラマーを取り巻く方に読んで頂けたらと思います。
この本のシリーズには、他にもWebデザインやWebリテラシーなどの本があります。
今度はぜひそちらも読んでみたいです。