最近よく聞く「モバイルファースト」って結局どういうこと?調査まとめ。
先日、MMD研究所が発表した調査結果によると、2014年4月時点でのスマートフォン所有率は56.5%、10代の所有率は84.5%だそうです。2人に1人以上はスマートフォン。。感じてはいたけれどここまできていたとは。この結果だけでもモバイル端末のこともっと考えてWebサイトつくらなきゃね!ということは頭ではわかるのですが、じゃあ、「モバイルファースト」だね!といわれると、明確な意味を知らんではないかいっということに気づいた○0代最後の夜。
「簡単に言うと、スマホサイトから作るってことでしょ?」とか、なんとなく間違ってないけどなんだか漠然としてる答えが浮かんでいる。。。という方は、ここいらでちゃんと調べてみようと調査してみましたので、よければ読んでやってください。(もう知ってるよってお方はスルーでおねがいします。)
モバイルファーストの概念はここで生まれた!
Luke Wroblewski(ルーク・ウロブルスキー)氏が最初に提唱
そもそも「モバイルファースト」という言葉はいつどこで誰が発表したのか。
2009年にルーク・ウルブルスキーさんという米国の開発者の方が提唱したそうです。(意外とむかし…)※図をクリックすると実際に提唱しているサイト(Moble Firstに飛べます)ちなみに、ルークさんは書籍も出しており、そちらには以下のように書かれています。
モバイルファーストの実践とは、モバイルインターネットの爆発的な成長にただ備えるだけではない。ユーザーが本当に必要とすることにフォーカスすることで、これまでできなかった方法でのイノベーションが可能になる。
うむむ。なるほど。もう少し噛み砕かないと飲み込めませんね^^;
いろいろ読んでみたところ、つまりモバイルファーストを実践するにあたり大切なのは以下2点とのこと↓↓
- ユーザーがモバイル端末を中心に利用していることを第一に考えてサイトを設計する。(これまではPCが先)
- ユーザーが本当に欲しているコンテンツを提供し、利便性を向上させる。
どうでしょうか?私もそうなんですが、上ばかりを意識してUIやUXだけに意識が行きがちでした。おそらくこれだけだとRWDもモバイルファーストじゃん?といったことになりかねないのだと思うんですが、下が加わることによって、よりしっくり理解できますよね。単純に、「PC版のサイトがモバイル端末でも同じように閲覧できます!」というふうなPCサイトの付属品といった立場ではなく、モバイル端末だからこその機能を活かし、よりユーザーの日常生活にあった情報提供ができること、が「モバイルファースト」を実践できている条件てことみたいです。
「モバイルファースト」を実践するときのポイント3点!
「モバイルファースト」の概念がわかったところで、すでに結構な自己満足に入ってしまっているのですが、
せっかくなので、「モバイルファースト」を実践できるサイト作りに必要なポイントを私なりに洗い出してみました。
1.コンテンツを重視する
モバイルサイトから設計を行うにあたり、限られた表示スペースで何を見せるかはとても重要なポイントです。
ユーザーは何を知りたいのか?それに対して何をどのように見せるのか。。。?ユーザーのニーズを把握しておくことが大事ってことですね。
イメージですが、これは設計までに時間がかかりそうです。シンプルなビジュアルが故に、見えない部分にこだわりが必要ということでしょうか。
ある程度モバイル版のコンテンツが固まったところから、今度はPC版に必要なコンテンツを吟味して増やしていくと。考えが逆の流れになるのでちょっと難しそう。。。
2.モバイルの制約を意識する
1でも少し触れた、画面サイズや回線速度、使用する画像の軽量化、そもそものユーザーのモバイルを利用する環境などモバイル端末には確かに多くの制約があります。
これらをしっかり把握しておくことで必要なコンテンツとそうでないコンテンツの振り分けや、見せ方(デザイン)もおのずとしぼれてきそうです。個人的には、制作するサイトのターゲットを明確にすることで、ユーザーの行動がイメージしやすくなると思いました。
3.モバイルデバイスの機能を知る
例えばSNSには不可欠の、位置情報やカメラ機能など、移動し「ながら」でつかえるモバイルならではの機能を念頭におくことで、モバイルサイトならではのコンテンツ作りができるかも。
まとめ
まだまだこんなもんじゃないよ「モバイルファースト」は!という声が聞こえてきそうですが。。。個人的には「モバイルファースト」っていうものがある程度理解できてスッキリした〜と思う反面、そう単純なものではなかった、むしろ難しそう?という風にイメージががらりと変わりました^^;しかし、遅かれ早かれ「モバイルファースト」の概念がWeb制作にグイグイ関わってくることはまちがいないので、日々意識していこうとおもいました。少しでもご参考にしていただければ幸いです。。