普段はWordPress派の私がMovableType.netに興味を持った話
CMS大好きなみなさん、今日も元気にCMS開発してますか?
普段はWordPress派というかWordPressの構築を担当しているyanagimachiです。
(MovableTypeは鋭意勉強中です。ちょこちょこセミナーに参加してます。よかったら声かけてくださいね!)
- ちなみに弊社シーブレインではCMSのインストール経験、カスタマイズスキルを持っているフロントエンドエンジニア / サーバサイドエンジニアを募集しております。興味がある方はぜひ一度ご連絡ください!
先日、シックス・アパート株式会社の方にご来社いただいて、MovableType.netについて教えていただいたのですが、MovableTypeに詳しくないyanagimachiでも「これは便利だなぁ、使いたいなぁ」というところがあったので、ご紹介したいと思います。
メリット
製作者がサーバの面倒を見なくて良い
弊社ではバックエンドの仕事なので私にはあんまり関係ないと思いきや、バックエンドの仕事が減ることによって、フロントエンドの仕事(主にJavaScript)を手伝ってもらえるかもしれないのでこれは私にとってもメリットですね!
バージョンアップは自動でしてくれる
クライアントによっては月額保守などでバージョンアップすることも可能ですが、そうもいかないプロジェクトもあります。しかし、MovableType.netだとシックスアパートさんが面倒見てくれるので、バージョンアップのあのハラハラ感も無くなります。
独自ドメインの指定が簡単
大体こういうサービスだと、上位バージョンだったりしないといけない独自ドメインの指定がライトプランから使用可能です。
また管理画面からwwwの有無どちらでもアクセスできるようにすることが可能です。
プレビュー・共有プレビューが優秀
作成した記事だけではなく、一覧やトップでの見え方もプレビューで確認できます。
また共有プレビューでは例えば社内用・外部ライター用など複数のパスワードをかけることが可能です。
スタンダードプラン以上でワークフローが使える
これが、制作中でも使いたいなぁ・・・という感じでした。
コメント機能があり、差分を見れたり、メンバー(ユーザ)や外部メンバーのレビューができたりします。
また、承認についても1人もしくは全員どちらを選ぶことも可能です。
わかりにくいので例を出すと、課長か部長どちらかの承認が必要、課長も部長もどっちもの承認が必要、というのに両方対応できる、ということです。
- ワークフロー機能を利用する - マニュアル \| MovableType.net
- ワークフロー - マニュアル \| MovableType.net
- メンバー管理とワークフロー機能の使い方 - マニュアル \| MovableType.net
画像の高精細ディスプレイ対応ができる
せっかくソフトウェア版MovableTypeやWordPresを導入しても避けられないのが、スマホ対応しているのに解像度低い画像をアップされてしまう問題です。
それの対応ができるのがこちらの機能。1.5倍のサイズでリサイズしてくれます。レティナ対応時代にはありがたい機能ですね!
フォーム
会社のサイトなどを作る時にフォームに必要な機能としては、申し込みだと受付終了日や受付終了人数の設定ですが、こちらもできちゃいます。両方も可能です。
まだ複数のセミナーがある時に、それぞれの申し込み人数のカウントはできないそうです。
- 終了日、件数で受付制限をかけたフォームを作成する - マニュアル \| MovableType.net
- 「受付の制限」を利用しセミナーの申し込みフォームを作成する - MovableType.net 活用ブログ
そして、サーバ上にデータを保存することも可能だそうです。
製作者向けポータル
今までソフトウェア版MovableTypeを使ってきた製作者にはMTタグ差分表が便利ですし、私の様な初心者に優しいMTタグ逆引き辞典もあります。
お客さまに勧める以前に自分たちで使いたくなった
何と言ってもこれでしょうか。弊社の公式サイトやブログ群はソフトウェア版MovableTypeなのですが、MovableType.netにしたらメリット多いのでは?!と感じました。
許可が下りたら、何かに使ってみようかと思います!
デメリット
ステージング機能がない
ソフトウェア版MovableTypeでよく要望があるのがこの機能です。
とはいえ、だいたいプレビューで事足りそうな気もします。
メンバー(ユーザ)のカスタムフィールドが作れない
各自のウェブサイトなどカスタムフィールドで作りたくなりますが、ユーザはMovableType.net自体に作られており、各サイトにカスタムフィールドは持てないそうです。
アップデートに期待ですね!
カスタムフィールド超絶技巧は難しい
- ウェブサイトのシステムオブジェクトで20フィールドまで
- ブログでは10フィールドまで
の制限があります。つまり最大30フィールドまで作成可能です。 以前カスタムフィールド製造業の集いに参加したところ、100フィールドの猛者もいましたので、超絶技巧は難しいかと思います。
MovableType.net使いたくなりましたか?どうでしょうか?
「MovableType.net テーマ開発BOOK」の印刷版(リンク先はPDF版)をいただいたので、ひとまずこれを読むところから始めようかと思います。さーて何作ろうかなぁ?
トフはシックス・アパートの公式キャラクターです。CC BY-NC-SA 4.0 の下でライセンスされており、オリジナルは シックス・アパートのウェブサイトで入手可能です。