【Google Analytics】毎回ググって面倒なイベントトラッキングの使い方をまとめてみよう

【Google Analytics】毎回ググって面倒なイベントトラッキングの使い方をまとめてみよう

ソチってどっち?Latinです。今回は Google Analytics のイベントトラッキングの使い方についてです。コレ、毎回ググってる気がするんですよね・・・。なのでここらでまとめておこうと思います。

従来のクラシックアナリティクス(非同期型)とユニバーサルアナリティクス

従来のクラシック(非同期型)とユニバーサルアナリティクス版で実装の方法が若干違ってきますが、呼び出すメソッドが異なるだけで内容に大きな違いはありません。

今現在利用中のアナリティクスが従来型なのかユニバーサルアナリティクスなのかは、Google Analytics 画面の「アナリティクス設定→トラッキング情報」で確認できます。
また、実装されたトラッキングコードでも確認が可能です。

従来の非同期型のトラッキングコード例

_gaq.push(['_setAccount', 'UA-1234567-1']);

ユニバーサルアナリティクスのトラッキングコード例

ga('create', 'UA-12345678-1', 'sample.jp');

イベントトラッキングを設定する

確認できた所で早速、イベントトラッキングを設定していきます。
実装のサンプルとしては以下のような感じです。

従来の非同期型

<a href="sample" イベントハンドラ="_gaq.push(['_trackEvent', 'カテゴリ', 'アクション', 'ラベル', 値]);">クリック</a>

ユニバーサルアナリティクス

<a href="sample" イベントハンドラ="ga('send', 'event', 'カテゴリ', 'アクション', 'ラベル', 値);">クリック</a>

イベントハンドラ、カテゴリ、アクション、ラベル、値などを指定していきます。

イベントハンドラ

イベントハンドラとは、計測したいデータのトリガーとなる命令を指します。
クリック数を取得したい場合には「onclick」を使うなど、ユーザーの特定の操作を指定します。

イベントハンドラの代表例

イベントハンドラ イベント
onclick クリックされたら
onload ページが読み込まれたら
onfocus 入力要素にフォーカスされたら
onchange 内容が変更されたら
onmousedown マウスボタンが押下されたら
onmouseover マウスが乗ったら
onsubmit フォームがサブミット(送信etc)されたら

カテゴリー(必須)

カテゴリー、アクション、ラベルには任意の文字列を指定できますが、
「任意なだけに」どう取り扱ってよいものか、迷われている方も多いではないでしょうか。(私だけ?)

一般的にはその名の通り、「取得したいデータをまとめるカテゴリー」といった所です。

カテゴリー名のサンプル例

  • 201402(年月日など)
  • Members(会員・非会員)
  • Mail Magazine(メルマガの反応率)

アクション(必須)

アクションもその名の通り、クリックやダウンロード、フォームの送信完了などのユーザーアクション名を指定するケースが多いようです。

アクション名のサンプル例

  • Click(クリック数)
  • Play(再生数)
  • Donwload(ダウンロード数)
  • View(閲覧回数)
  • Send Mail(フォームボタンクリック回数)

ラベル

個人的には、コイツがややこしくしている元凶だと思っています。
ラベルは「イベントデータにディメンション(変動する可能性のあるオブジェクトの属性)を追加する為の文字列」との事です。

例えば、同一ページ内で「サイドバーに配置されたバナーのクリック数」と「フッターに配置されたバナーのクリック数」を取得したい場合、 カテゴリーやアクションは同じになってくるケースが多いでしょう。

しかし、「クリック数」はサイドバーとフッターを別々でデータを取りたい所ですよね。

そういった場合にこの「ラベル」の出番です。
それぞれ「Side Bar」、「Footer」などとラベリングする事により、「どちらのバナーからのクリック数」なのかがわかりやすくなります。

ディメンションについては、Web担さんの方でわかりやすく解説してくれています。

ラベル名のサンプル例

  • Header(ヘッダー)
  • Side Bar(サイドバー)
  • Contents(コンテンツ)

参考

値にはイベントに対する数値データなどを持たせる事が可能です。
例えば1クリック当たり10円、1PV当たり5円などの金額換算などをする際によく使われるようです。

実装サンプル

従来の非同期型

<a href="sample" onclick="_gaq.push(['_trackEvent', 'カテゴリ', 'アクション', 'ラベル', 値]);">クリック</a>

ユニバーサルアナリティクス

<a href="sample" onclick="ga('send', 'event', 'カテゴリ', 'アクション', 'ラベル', 値);">クリック</a>

参考記事

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