[書籍紹介] よくわかるFireworksの教科書

自宅にキョウリュウジャーのオモチャが溢れ返っている sakai です。

弊社ではもう 10 年以上、Fireworks を Web デザイン作業の社内標準ツールにしています。
新入社したデザイナは、たいていの場合は「メインで使うのは Photoshop で、Fireworks はたまに画像をスライスして書き出すために立ち上げる」という人ばかりなので、入社をしたらまず最初の 1 週間くらいは徹底的に Fireworks を試用してもらっています。
その時に、この本があればすごく捗りそうだ！ というわけで
今回は先日発売された「よくわかる Fireworks の教科書」をご紹介します。

内容

タイトルに偽りなし！
内容的には、Fireworks を初めて使う人にも非常にわかりやすい、実に教科書的なものとなっています。
Fireworks の初歩的な操作から、ひととおりの機能を丁寧に解説されています。

目次は以下のようになっています。

PART1 Fireworks を知る

そもそも Macromedia という会社があって… というところからは流石に書いてありませんが、Fireworks というソフトを使うことで何ができるのか、どのような特徴があるのか、そして基本的な使い方が解説されています。ページ数は少ないですが、初めて Fireworks を使う人は理解しておきたい内容です。

PART2 Fireworks を学ぶ

この章がもっともボリュームがあります。Fireworks の機能がひととおり解説されています。
サンプルファイルをダウンロードできるので、実際にサンプルファイルを操作しつつ、この章を読み進めれば、Fireworks の機能についてひととおり理解することができそうです。
もちろん、初級～中級レベルの人が復習のために読むのもありですね。

PART3 Fireworks で作る Web パーツ

PART2 で学んだ Fireworks の機能を使って、実際にボタンやバナーなどを作成するプラクティスとなっています。
ここまでできるようになれば、初心者脱出という感じです。

PART4 Fireworks で作る Web デザイン

最後の章は、実際に Web デザインを作成するプラクティスです。
ワイヤーフレームを作成して、そこからシームレスに Web デザインを行うフローが解説されています。
個人的には、Fireworks はワイヤーフレームを作成するにも最適なソフトだと思っていますので、ワイヤーフレームから始まる工程が丁寧に解説されていて、非常に好印象でした。

まとめ

というわけで

• これから Fireworks を使ってみたい
• 今までは Photoshop しか使っていなかったけど、Fireworks も人並み以上に使えるようになりたい
• Fireworks を使っているけど、機能をしっかりと理解できていない

といった方々には、とても役に立つ書籍だと感じました。
逆に、上級者レベルの人からすると、ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。
が、「あの機能ってどうやって使うんだっけ？」といった時にパッと手に取って調べる、Fireworks のマニュアル的な使い方には充分対応しそうです。

弊社では、新人に Fireworks を覚えてもらう際に大活躍してもらう予定です！