PHPユーザーのためのNetBeans 6.9 改善点チェック

PHPユーザーのためのNetBeans 6.9 改善点チェック

iPadに続いてスマートフォンのiPhone 4がリリースされましたが、64GB版を買って散財したので、買おうかどうか迷っているところのtanakaです。 さて、2週間前にNetBeans 6.9がリリースされました。PHP関係での新機能といえばZend Frameworkのサポートです。しかし、インストールしてみると気の利いた改善点をすぐにいくつか見つけることができました。今回はそのあたりを中心に紹介いたします。(Zend Framework関係の機能はまだ触っていないため省略いたします)

アップグレードの注意点

初めてのアップグレードだと気になるのが、もしアップグレードして設定ファイルがこわれたりしたら、元に戻せなくなるのではないか?といった点だと思います。心配はほとんど要りません。NetBeans 6.9をインストールしても 6.8は残りますし、設定ファイルはバージョンごとに別のフォルダに保存されます。(ユーザーディレクトリの.netbeansフォルダ) …ので、NetBeans 6.9を1,2週間使って大丈夫だと思ったら、明示的に6.8をアンインストールする必要がある、というのが注意点でしょうか。フルインストールだと700MBくらい消費するので重要です。

バージョン管理システム連携が改善されている

ショートカットメニューのコマンドがいくつか追加され、コミット画面も使いやすくなりました。(Subversionでの説明になります)

チェックボックスで、コミットするファイルを選択

20100628tanaka_netbeans02.png

6.8まではコミットダイアログで、コミットするファイルを選ぶときプルダウンで選択(コミットしない)していました。現バージョンでは、チェックボックスを外すことで、コミットしないファイルをすばやく選択できるようになりました。

いくつかのコマンド追加

「更新先…」では、最新のリビジョン以外の過去のリビジョンに更新することができるようになりました。

「エクスポート…」で、作業コピーの.svnフォルダをのぞいたものを生成できるようになりました

「作業コピーをクリーンアップ」が出来るようになりました

オーバーライドした/されたアイコン

20100628tanaka_netbeans.png

クラスやメソッドで親クラスをオーバーライドした、子クラスにオーバーライドされた場合にマークがつくようになりました。上の図で、灰色の丸が「オーバーライドされた」印で緑色の丸が「オーバーライドした」印です。気づかない間に上書きしちゃってたなんてことを防ぐためにはありがたい機能ですね。

まとめ

NetBeans をPHPアプリケーション開発で使っていて見つけた改善点をざっと紹介いたしました。6.8でずっと起こっていた、IMEを使っていると不自然なスクロールが起こるバグも直っているので、アップグレードは必須ですよ!

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