NetBeansにいちいち感動する

NetBeansにいちいち感動する

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日頃からエディタやIDEを使ってコードを書いている皆さん、こんにちは。いままで使っているエディタは専らvimだった、tanakaです。vim使いのはしくれとして、IDEなんて、と思っていた時期がありました(もともとEclipseを使ったことはあるのですが)

シーブレインではエンジニアは自分が使うエディタは大抵自由に選んでよいことになっています。僕は入社時に既に使っていたvimを使い続けています。.vimrc(vim用設定ファイル)もやっと200行を越えました。まだまだです。

しかし他の環境が気にならないといったら嘘になります。最近NetBeansというIDEを触ってみていくつか衝撃をうけたのでレポートします。なお、この記事で触れるのは現在ベータ版である6.5について書いてあります。

見出し

  • NetBeansの短い説明
  • jQueryJavaScript補完対応!!
  • バージョン管理システムとの連携がスムーズだ!
  • viプラグイン
  • まとめ

NetBeansの短い説明

NetBeansとは、Sun Microsystems社が主導して開発している統合開発環境です。統合開発環境というのは開発に必要なツールが一通りそろっている、大きなツールのことだと僕は考えています。NetBeansはもともとJavaアプリケーション開発に用いられてきましたが、最近のバージョンでは、RubyとPHPにも対応しているようです。

jQueryJavaScript補完対応!!

一番びっくりしたのがこれです。jQueryのjsファイルをプロジェクト内にコピーしておくと、htmlファイルの中でちゃんと補完してくれます。…というかjQueryだけじゃないですね。

メソッドの説明まで表示されます。調べてみると、通常のJavaScriptファイルをプロジェクトに含めると、補完機能が有効になり、その中でもjQuery, Yahoo UI, Dojo, prototype.jsといったライブラリは最初からドキュメントがNetBeansについていて、適宜ポップアップしてくれるということのようです。PHP対応で興味がわいて調べていたのにこれには意表をつかれました・・・

バージョン管理システムとの連携がスムーズだ!

SubversionTortoiseSVNというツールをつかっていると、メニューのなかから、注釈履歴というコマンドをたまに使います。各行を最後に編集したのが誰かわかるツールです。コミットログやコメントと見比べて、「そのコードが何の目的で追加されたか」特定するときには重宝します。

NetBeansの新しめのバージョンでは、これがエディタに統合されていて、下の図のように表示させることができます。(メニュー→バージョン管理→注釈を表示)

20081021tanaka03.png

また、メニュー→ウインドウ→バージョン管理→Subversionをチェックすると、作業ディレクトリで変更したファイルの一覧がいつでもすぐに見ることができます。これを使えば、TortoiseSVNにアクセスしたり、Puttyにアクセスしたりすることが減りそうです。

NetBeansは、6.5betaでSubversionの他にCVSとMercurialというバージョン管理システムに対応しています。

viプラグイン

もちろんVimの操作系を実現するためのツールもチェックしました。移動、選択、ヤンク、ペーストから検索まで基本的な操作はできます。慣れたエディタの操作体系が持ち込めるのは非常にうれしいですね。ただ、カスタマイズしたvimの機能をすべて実現するのは難しいでしょうから、使い続けるかどうか迷っています。

まとめ

日頃、IDEはあまり触ったことがない私がNetBeansを使って感動した点を取り上げました。NetBeansは私が、仕事で使っていく可能性が高いIDEです。

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