【書籍紹介+α】プログレッシブウェブアプリ PWA開発入門
こんにちは。sagaraです。
Web屋さんだけどネイティブアプリも作ってみたい(できれば今ある知識を流用したい…)!
という願いは、React NativeやElectronなどを利用することで、比較的叶いやすくなっていますね。
ネイティブアプリとWebアプリの境界線がだんだん薄まってきているようです。
最近ではiOSがPWA(Progressive Web Apps)に対応することで賑わっているので、
私はJapan Android Group(日本Androidの会)様が開催している勉強会
「Web Working Group 「PWAに備える3か月」」第1回・第2回に参加しました。
第3回(おそらく最終回)が今月末にあるので、そちらも参加予定です。
そもそもPWAって
Progressive Web App(進歩的なWebアプリ)の略です。
通常のWebサイトを少し拡張してやることで、ネイティブアプリのような機能を持たせられます。
よくPWA化の恩恵として挙げられるのが
- (ネイティブアプリのように)ホーム画面に追加できる
- オフラインでも動作
- プッシュ通知が可能※iOS11.3では非対応
といったところでしょうか。他にもバックグラウンド更新や簡単な決済ができたり、
Webのリーチ力を生かしつつもネイティブの性質を取り入れることができます。
ただし、動作には当該WebアプリがHTTPS化していることが条件です。
また、講演の中ではこのようなお話も。 PWAには向くアプリと向かないアプリがあり、ネイティブアプリを作るとかえって仰々しくなるようなサービス (例えばブログサービスやニュースサイトなど)にPWAが適する場合がある。 また、PWA対応にあたっては、UXをより一層考慮する必要がある。 例えば、プッシュ通知する際にどういった目的で収集するのかユーザーに告知するといったマナーが大切。 ちゃんとした設計思想に基づいて作らないとダメPWAになってしまうよ!とのことでした。
プログレッシブウェブアプリ PWA開発入門
現在のところ、邦書では唯一のPWAについての書籍です。
Kindle版とペーパーバック版があります(私はKindle版を購入しました)。
「PWAに備える3か月」第2回に登壇された柴田文彦様が執筆なさっています。
目次
- 第1章 プログレッシブ・ウェブ・アプリ(PWA)の概要
- 第2章 PWAの構成要素
- 第3章 PWA開発の実際
- 第4章 PWAのデバッグ
- 第5章 PWAのデプロイ
- 第6章 これからのPWA
PWAのコアとなるService Workerや、PWAの基本情報を記載するManifestについての説明、 基本的なアプリ(温度コンバーター、RSSリーダー)作成とPWA化、 デバッグやデプロイについてなど、全体的にPWAの知識をつかむことができるような内容になっています。
最後に
iPhoneユーザですが、この機会にAndroid端末も入手したいです。
次回は実践編ができればいいな…なんて考えています。