PhpStormを64bitで動かすのが、ver2016.1で簡単になりました

PhpStormを64bitで動かすのが、ver2016.1で簡単になりました

こんにちは、Reactの勉強をしていて、ReduxやES2015にも手を出すことになったtanakaです。

本日もPhpStormの耳よりな情報をお伝えします。

概要

PhpStorm はそれなりにメモリを必要とするIDEですが、そのまま動かすとメモリが足りなくて困ったりします。 64bitで動かすと、多く割りあてられるようになります。

  • PhpStorm をインストール後、そのまま起動すると、32bit版が起動します。(同梱のJREが32bitのため)
  • ver2016.1 以前は 64bit で起動するために 64bit JDK をインストールし、設定ファイル、起動用スクリプトを用意してました。(WindowsのPhpStormを64bit版JDKで動作させる方法 | karakaram-blog)
  • ver2016.1 では、64bit JDK のインストールとPhpStormインストール時の設定変更だけで済むようになりました。

もしかしたらJDKを入れる必要は無く、64bit JREだけで良いかもしれません。

手順

64bit JDK のインストール

PhpStormのインストール

PhpStormインストール時に「64-bit Launchar」にチェックを入れてください

phpstorm-install-64bit.png

デスクトップに生成されたショートカットから起動して、Help → About で

JRE: 1.8.0_74-b02 amd64

などと表示されたらOKです。

phpstorm2016.1-about.png

スタートメニューから起動するプログラムの変更

スタートメニューに追加されるショートカットからは32bit版が起動する設定になってるので、変更しましょう。

phpstorm-shortcut-property.png

補足

C:\Program Files (x86)\JetBrains\PhpStorm 2016.1\bin を見ると、64bit起動用のプログラム+vmoptionsファイルがが別途用意されていますので、自分で用意したり、バッチファイルで起動したときの黒い画面を隠すためにVBスクリプトを用意する必要が無くなりました。

phpstorm-folder.png

vmoptions 設定は以下のようになってました。設定ダイアログで "Show Memory Indicator" をONにすると、右下に使用メモリ量が表示されます。 特定のプロジェクトで足りてないと感じる事があったので PhpStorm64.exe.vmoptions をカスタマイズしました。(一番下の設定)

間違った記述にするとPhpStormが起動エラーになるので、もちろん自己責任で!

PhpStorm.exe.vmoptions (デフォルト)

-server
-Xms128m
-Xmx512m
-XX:MaxPermSize=250m
-XX:ReservedCodeCacheSize=240m
-XX:+UseConcMarkSweepGC
-XX:SoftRefLRUPolicyMSPerMB=50
-ea
-Dsun.io.useCanonCaches=false
-Djava.net.preferIPv4Stack=true
-XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError
-XX:-OmitStackTraceInFastThrow

PhpStorm64.exe.vmoptions (デフォルト)

-Xms128m
-Xmx750m
-XX:MaxPermSize=350m
-XX:ReservedCodeCacheSize=240m
-XX:+UseConcMarkSweepGC
-XX:SoftRefLRUPolicyMSPerMB=50
-ea
-Dsun.io.useCanonCaches=false
-Djava.net.preferIPv4Stack=true
-XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError
-XX:-OmitStackTraceInFastThrow

PhpStorm64.exe.vmoptions (カスタマイズ後)

-Xms512m
-Xmx1536m
-XX:MaxPermSize=512m
-XX:ReservedCodeCacheSize=240m
-XX:+UseConcMarkSweepGC
-XX:SoftRefLRUPolicyMSPerMB=50
-ea
-Dsun.io.useCanonCaches=false
-Djava.net.preferIPv4Stack=true
-XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError
-XX:-OmitStackTraceInFastThrow
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