書籍紹介:BACKBONE.JS ガイドブック
あまちゃんにチャンネルを変えてる間に2点取られていてビックリしたminamiです。
久しぶりに書籍のご紹介です。
案件でもBackbone.js を使うことも増えてきた矢先、とても読み応えのある一冊です。
目次
- 1章 Backboneの基礎
- 2章 Backbone オブジェクト
- 3章 サンプルアプリケーション「Todos」
- 4章 JavaScript におけるモジュール管理
- 5章 アプリケーションのテスト
- 6章 タスクの自動化
- 7章 Backbone アプリケーションの開発
- 付録
「Backbone.jsガイドブック」という名前ですが、フレームワークとしてのBackbone.js を1から10までリファレンス的に解説した本ではありません。もちろん巻頭や付録に概要やリファレンスはありますが、多くのページではかなり実践的に、場合場合のベストプラティクスやデザインパターンの考え方、使い方が書かれていますので、実際の設計の際の考え方のヒントを与えてくれます。
逆に細かい機能や、JavaScript、jQuery の書き方は前提として進んでいきますので、これからそれらの勉強をはじめようという人には不向きだと思います。
いいなあと思ったのが、4~6章のBackbone.js とは直接関係のない部分です。モジュール管理(RequireJS,r.js)、テスト(Qunit,Jasmine)、タスクの自動化(Grunt)など、昨今のJavaScript 開発に必要不可欠と思われる工程とその実践方法が解説されているのでありがたいです。
サンプルアプリケーションの例も、PCの場合とモバイル用にjQuery Mobileを用いた場合が解説されており、どこまでも実際の開発に有用なガイドブックだと感じました。
まとめ
Backbone.js で何か作ってみたけど、本当にこの書き方でよかったのかな・・・と不安になっていた僕のような人や、jQuery だけじゃもう限界だ!と思っている人にとってもオススメです。Backbone.js 自体は手段の一つだと思いますが、ここに書かれていることはJavaScriptでの開発全般で役に立つ知識だと思います!