[EC-CUBE] テンプレート カスタマイズ はじめの一歩
お題!! さばを味噌で煮込んだもの!! sakai です。
EC-CUBE は View のファイルに Smarty のテンプレートエンジンを使用しているので、プログラムに強くないデザイナでも、比較的容易にテンプレートのカスタマイズをすることができます。
今回は EC-CUBE でテンプレートのカスタマイズを始める前に管理画面でやっておきたいことをいくつかご紹介します。
対象となる EC-CUBE のバージョンは現時点で最新の Ver.2.12.2 です。
カスタマイズするテンプレートを追加する
デフォルトのテンプレートを直接カスタマイズしてしまってもいいのですが、ここではカスタマイズするテンプレートを別に登録する方法をご紹介します。
いざという時にデフォルトのテンプレートに戻せるので安心です。
※デフォルトのテンプレートをコピーして、新しいテンプレートとして追加する方法です。
- 管理画面の【デザイン管理】→【PC】→【テンプレート設定】からデフォルトのテンプレートをダウンロード
- 管理画面の【デザイン管理】→【PC】→【テンプレート追加】から先ほどダウンロードしたテンプレートをアップロード(テンプレートコード、テンプレート名は任意にわかりやすいものにします)
- 管理画面の【デザイン管理】→【PC】→【テンプレート設定】から先ほど追加したテンプレートを選択して登録
- /data/Smarty/templates/ の下に、入力したテンプレートコードのディレクトリが生成されているのを確認
- /html/user_data/packages/ の下に 入力したテンプレートコードのディレクトリが生成されているのを確認
以上で、テンプレートの追加は完了です。
(/user_data/ というディレクトリ名が気に入らなければ、管理画面のシステム設定で変更することができます)
あとは、追加したテンプレートの中のファイルをガッツリ編集していけば OK です。
システム設定で最低限の設定をしておく
システム設定では色々な設定ができますが、その中でも、まずチェックしたい項目を抜粋します。
パラメータ設定
- USER_DIR
- 画像や CSS など、テンプレートとセットになるファイルの場所です。デフォルトは user_data/ なので、気に入らなければ書き替えましょう。(ex. shared/)
- CUSTOMER_CONFIRM_MAIL
- こちらの設定で会員登録のフローが大きく変わります。どちらのフローにしたかで編集するテンプレートが異なりますので、事前に確認しておきましょう。
- RELEASE_YEAR
- デフォルトでは 1995 になっています。フッタの Copyright の年表示などで使用していますので、これをシステムの稼働年に書き替えましょう。(ex. 2012)
マスターデータ設定
- mtb_product_list_max
- 商品一覧の表示件数です。複数登録しておくと、商品一覧画面で表示件数を切り替えることができるようになります。
- mtb_status
- 商品のステータスの値を変更することができます。
- mtb_status
- 商品のステータスによって表示するアイコンを変更することができます。
おまけ
デフォルトテンプレートのリストを作成しました。
どのファイルを修正したか、などのチェックリストとして使え… ますか…?
赤字はデフォルトで設定されていて、通常は削除ができないページです。