ドラゴンクエスト展にいってきたよっ

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昨日から、ファミリーマートのスライムの話題で持ち切りですね。しかし、みなさんがネット上にあげてる画像の 1/3 くらいグロ画像っぽいのはいかがなものか。kimoto です。

さて、そんなこんなでドラクエが話題ですが、先週末、誕生25周年記念 ドラゴンクエスト展に行ってきました。
世代的にドンピシャだという事もありましたが、それ以外にも刺激になる要素満点だったので、ちょっとそのお話をしようと思います。

ちなみに館内は一部を除き、撮影禁止となっています。ここに乗せてる写真はもちろん撮影 OK の物です。
あと、写真は単に記念に載せてるだけで、本文とはあまり関係ありません。

みどころその1・むかしの映像(画像)がアツい!

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これは昔からのファンにはたまらないのですが、歴代のドラクエの画面キャプチャの数々が所狭しと壁に並べられています。
過去の作品もいまだにプレイしているような重度のファンにはつまらないかもしれませんが、個人的には、懐かしい場面で埋め尽くされている壁を眺めてるだけで時間がどんどん過ぎていきました。

みどころその2・手書きの楽譜がアツい!

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ドラクエと言えばその音楽も有名ですが、すぎやまこういちさんが作曲した際に書いた楽譜が置いてあります。
単に楽譜が飾られているわけではなく、作曲する時に書いた物が飾られています。
一旦書いた音譜をグシャッと消してる部分もあり、試行錯誤してる様子を見る事ができます。

みどころその3・生の原画がアツい!

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過去のパッケージなどのデザイン画が壁に飾られています。
驚く事に、「原画をプリントしたもの」ではなく、鳥山明さん直筆の、本物の「原画」です。よく見るとホワイトで修正された後などもあります。これには感動し、しげしげと眺めてしまいました。
ただし、「7」からはパソコンで描いてたらしく、印刷された物だったため後半感動は半減。
個人的には、5、6 当たりの絵のタッチが好みです。僕の好みはどうでもいいですね。すみません。

みどころその4・手書きの企画書がアツい!

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個人的にはこれが一番刺激になりました。堀井雄二さんの、ドラクエ1を作る際の、手書きの企画書が飾られています。
今でこそ色々ありますが、当時、ロールプレイングゲームというジャンルのゲームは日本人にはまるで馴染みの無い物でした。
「自分の名前を入れて、ゲームの中で呼ばれる」という事すら初めての試み、という状態で、他者にコンセプトやイメージを伝えるのは並大抵の物ではなかったようです。
また、作る人ですらよくわからない物なので、当然ゲームを遊ぶプレイヤーにとっても馴染みの無い物です。そこで、どうしたらうまくプレイヤーに遊び方を伝えられるのか。そのために言葉づかいや冒険の順番など、すごくいろいろな工夫がありました。
とにかく、この資料からは熱意が伝わってきます。これは本当に見られて良かった。

その他、たくさんのみどころ

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これ以外にも、みどころは沢山あります。
最初に自分の職業を決めて会場を回る間になぞ解いていく仕掛け、来場者全員で竜王を倒すアトラクション、実はこっそりといろいろな所にさりげなく置いてあるちいさなメダル、当時の攻略本やジャンプが置いてある昭和な感じの部屋、歴代のタイトルを実際に実機でプレイできるエリア、大画面で映されているドラクエ10のPV…などなど。
今回、同年代 3 人で行ったのですが、全員時間を忘れてはしゃぎまわりました(おかげで終電ギリギリになりましたが…)。

懐かしさを求めて行くのももちろんいいですが、特に社会人の方は、貴重な手書きの資料達を見るだけで、すごく刺激になると思います。
また、いろいろな資料から「ユーザに対する配慮」を沢山感じる事ができます。どうしたらユーザが理解しやすいか。どうしたら進めやすいのか。その辺りへのこだわりは、Web サイトを作る上でも見習うべき姿勢だと強く感じます。

ということで、ドラクエ展、オススメです。興味があれば是非行ってみてください。
あっ。しかもこれ、次の日曜(12月4日)まででした。

かいじょう に いそげっ。(ドラクエっぽいセリフ)

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