MySQLの標準出力をコピー&ペーストでExcelの表に変換する

MySQLの標準出力をコピー&ペーストでExcelの表に変換する

こんにちは、久々に連続ドラマを観ているinoueです。もちろん「モテキ」ですよ。選曲がすばらしすぎる!

さて、MySQLの出力結果をエクスポートしたい場合、本格的には 「[MySQL] CSV を使ってエクスポート・インポート」のようにしてファイル出力するのが基本です。

しかし、ちょっとしたクエリの結果をExcel形式にしたい、といった場合、エクスポートしたファイルをサーバからダウンロードして…、という手順はけっこう面倒です。

そんな時に、コピーアンドペーストでMySQLの標準出力をExcelの表に変換する方法がとても便利なので、今回はこちらを紹介します。
今回使用したのはExcel2007、ターミナルエミュレーターはPoderosaです。

1 クエリを実行する

まず、MySQLのクエリを実行します。

select id, name, sort_order from mst_prefectures order by sort_order limit 10;

結果が次のように出力されます。

100810_inoue_01.png

2 出力結果をコピーする

表形式に出力された結果を選択してクリップボードにコピーします。

100810_inoue_02.png

3 Excelシートにペーストする

Excelのワークシート上に貼りつけます。通常の貼りつけコマンドです。

100810_inoue_03.png

すると、貼りつけた領域の右下にアイコンが表示されます。これをクリックし、「テキストファイルウィザードを使用する」を選択します。

4 テキストファイルウィザードを実行する

ここからはウィザードに従って操作します。データ形式はデフォルトの「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択します。

100810_inoue_04.png

次に区切り文字として ”|” を「その他」のテキストボックスに入力し、選択します。デフォルトでチェックされている「スペース」は基本外します。選択した結果が「データのプレビュー」に反映されるのでよく確認しましょう。

100810_inoue_05.png

必要に応じて列ごとのデータ形式を指定します。郵便番号のような0つめの文字列や日付文字列は正しく反映されるようデータ形式を設定してください。
また、不要な列はここで削除することも可能です。

100810_inoue_06.png

以上でウィザードは完了です。

5 Excelシート上で整形する

以上でExcelの表形式にデータを変換することができました。

100810_inoue_07.png

注意点など

厳密には各セル内にスペースやタブ文字が含まれている場合があります。それらは適宜置換などで除去して必要なデータを完成させてください。

かなりのデータ量でもこれでExcelデータ化できちゃって、調査・集計系のお仕事でかかせないtipsです。皆さんもお試しください。

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