koukouTVのモニター端末を設置してみました
こんにちは、inoueです。先日の父の日は実家に電話するのを忘れ、逆に電話をもらった親不孝ものです。
そんな日々の罪滅ぼしに、koukouTVのモニターになってみました。
koukouTVとは「実家に孫を贈ろう。」というコンセプトのもとに開発された、テレビをデジタルフォトフレームのようにできるサービスです。
他の大多数のモニターの方と同様「実家に孫が贈れる!?」次世代テレビkoukouTV、モニター大募集 を読んで応募しました。
これまで私は、HTMLで育児日記→育児ブログとやってきました。
PCの基本的な操作はできる親なので、ブラウザ経由で届く成長記録を非常に楽しんでもらていました。
それが三人目が生まれて以降、なかなかブログが更新できず、実家にもなかなか顔を出せず、現在は寂しい思いをさせている状況です。
(いやー、三人目は写真すらなかなか撮らないって本当ね。世の中の末っ子の皆さん、本当にごめんなさい。)
koukouTVの特長は、なんといっても「実家は機器をテレビに(ビデオのように)接続するだけ。設定は子供側がコントロールできる」というところだと思います。
皆さんは親から「パソコンで変なことしちゃったみたいで、なんだか動かないんだけど」という相談を親から受けたことありませんか?
私は母からそんな連絡をよく受けるので、この「実家側は何も設定しない」という点が非常に嬉しく思いました。
koukouTVの設置方法
専用端末の設置
専用端末にLANケーブルをつなぎ、テレビの外部入力端子に接続するだけ、で設置が完了します。
実際にテレビの下にHDDレコーダーと並べて配置した状態が次の写真です。(向かって右がkoukouTVの端末)
テレビの大きさは42型、テレビ右横のWii本体と比較すると大体の大きさがわかるでしょうか。
webアルバムの設定
koukouTVのサイトから、アルバム設定を行ないます。
端末ID、利用するwebアルバムサービス、表示するアルバムを3ステップで登録するだけです。
こちらも非常に設定が簡単。
今回はPicasaを選択してテストしてみました。
画像の表示
実際にwebアルバムをテレビ画面に表示してみました。
画像の解像度によってどれくらい表示に違いが出るか興味があったので、大中小3サイズを用意しました。
サイズ大:(2048×1536)
サイズ中:(1024×768)
サイズ小:(320×240)
結果は、サイズ小でも見るに耐えられない状態ではなかったです。
多少粗いものの、アナログで録画したHDDレコーダーの画像を同じテレビで再生したときよりはよかったです。
使ってみての感想
まず、良かった点は冒頭にも挙げましたが、アルバムの設定と本体の分離です。
テレビ周りの機器でweb系の設定をするのって非常に面倒なので、ハードウェア側はケーブル等を接続するのみ、というのが楽ちんこの上なしでした。
一方で現時点での仕様では満足できないなあと思った点は「無音」「スライドショーの設定ができない」「Picasaで設定した説明文が表示されない」「専用端末が大きめ」の4点です。
まず、一番改善したほうがいいと思ったのが「無音」であること。
類似のサービスとしてWiiの「写真チャンネル」がありますが、これと同等に何タイプかのBGMを設定できるといいなと思いました。
運動会の画像ならば元気な曲、卒業式ならばおちついた曲といった感じに選択できるといいです。
次にもう少々スライドショーの設定を変更できるといいと思いました。
当初、Picasaのスライドショー設定を編集すれば反映されるのかと勘違いしていろいろいじったのですが、表示は常に一定でした。
また、画像の説明文が表示できるといいですね。集合写真など「後ろの列の左から3番目です」とか入っていると必死に探さずにすみますから。
最後に、専用端末が大きめだな、と感じました。
どうしても比較対象としてWiiを引き合いに出してしまいますが、できれば、Wiiくらいの大きさになってくれると置き場所に困らないと思います。
もっというと、 自社製品にkoukouTVを入れてみませんか?とメーカーさん等に呼びかけてらっしゃいますが、ぜひWiiの
チャンネル化を実現していただけるとありがたいと思います。
端末としてWiiを実家に配置すれば、孫自身ももっと遊びに行くかも?なんて。
さいごに
webの技術を使いこなしている人だけで楽しむのではなく、家族(親や子供)にもいろいろな形で提供したいし、その便利さを享受してもらいたい。
koukouTVはそういった試みとして非常によい形だと思いました。
また、私も日頃webの恩恵を享受し稼がせていただいている者として、こういった目線でサービスを提供していけたらとも感じました。
koukouTVは専用端末のモニター募集は終了したものの、iPadに近日対応予定となっています。興味のある方はぜひ最新情報をチェックしてみてください。