無料のFlash制作環境【FlashDevelop&Flex SDK】のススメ
クリスタルヴェールとフォスターALGで花粉と闘っているminamiです。
AS3の書けるFlash制作環境が欲しい!けどいろいろな事情で自分の座っているPCにその環境がないこともありますよね。
そこでFlashDevelopとFlexSDKという2つのフリーソフトで制作環境を作ることにしました。
今さらな感じですが、導入の際の備忘録としてどうぞ!基本的にWindowsユーザー向けです。
FlashDevelopのススメ
FlashDevelopもFlex SDKもオープンソースの開発環境ですが、FlashDevelopはエディタとして、今回はFlex SDKはコンパイラとして使います。
FlashDevelopで書いたASのコードをFlex SDKでパブリッシュしてもらう訳です。
FlashDevelopをエディタとして使うのは
- 処理が軽い!
- コードヒントが楽!
- アップデートが早い!
というメリットがあるからです。
Windows用のソフトですが、これを使いたいがためにParallelsなどを使ってWindowsを立ち上げている方も多いとか多くないとか!
以下インストールの方法を順を追って説明します。
下準備
まずは「Java」と「.NET Framework」をインストールしておきます。 FlashDevelopの動作にはこの2つが必要です。.NET Frameworkのバージョンは2.0でもOKです。
FlashDevelopのインストール
以下のリンクからFlashDevelopをダウンロードします。
最新版はFlashDevelop 3.0.6 RTMです。(10/3/23現在)
インストーラを起動してインストールを完了させます。
NEXT、NEXT、NEXT...
Flex SDK4のインストール
以下のリンクからFlex SDKをダウンロードします。
Flex SDKの最新版はFlex 4-Beta 2(10/3/23現在)です。
ダウンロードのリンクが隠れていますが、チェックボックスにチェックを入れるとリンクが現れます。
これもダウンロードして解凍したら、フォルダをリネームして(例えば[flex_sdk_4])Cドライブの直下に置いてください。
FlashDevelopの起動と設定
ここまでインストールが完了したら、FlashDevelopを起動します。
初期設定を行います。
- メニューバーのToolsからProgram Settingsを選択します。
- ダイアログを開いたら、左のメニューから AS3Context を選択します。
- Flex SDK Locationを、Flex SDKのパスに設定します。(ここではC:\flex_sdk_4」と入力)
- Default Flash Versionを「10」に設定します。
次にプレビューの設定をします。
- 左の「Plugins」のメニューから FlashViewer を選択します。
- 右のパネルの Movie Display Style で「Popup」を選択します。
これで初期設定は完了です!
プロジェクトを作ってみる
さっそくサンプルプロジェクトを作ってみます。
Start Pageから「New Project...」を選ぶとダイアログが開きます。
Installed TemplateからAS3 Projectを選択し、プロジェクト名を「Main」に設定して、ファイルの場所、ディレクトリを新しく作るかどうかを選んだら「OK」をクリックします。
するとプロジェクトが作られてファイルがツリーで表示されます!
Main.asには既に処理を書くだけの状態になっています。
コードヒントが本当に便利です!
試しに顔を描いてパブリッシュしてみました!
プレビューはデフォルトの状態でF5ボタンを押すのが早くていいです。
まとめ
FlashDevelopのインストール方法についてまとめてみました。
FlashDevelopはFlash本体とも連携できるので、ムービークリップなどをFlashで作ってASをFlashDevelopで書くという使い方でも効率的にFlashコンテンツを作ることができます。
ユーザ有志でつくられたサイトFlashDevelop.jpにもたくさん情報がまとまっているので、
これを機に、Flash本体のActionscriptパネルでASを書いている人は導入してみてはいかがでしょうか。便利すぎて手放せなります。