今さら聞けないWeb(制作現場に出てくる)用語集 第5回 プロジェクト管理編
先週末 iPhone にした kimoto です。
正直替える前は、そこまでいじらないだろうと思ってたんですが、今では隙あらば触ってます。たのしいー。
さて用語集企画の第五弾。
今回は、プロジェクト管理編です。プロジェクトリーダが言ってたあの言葉、なんだったんだろ?てなったときに参考にしてみてください。
本番環境(実運用環境、プロダクション環境)
システムが実際に動いている環境です。
ここで問題が起きると致命的になりますので、ここにアップする際は細心の注意を払います。
使用例)テストで問題なかったから本番環境にアップしておいて。
レビュー環境、開発環境
レビュー環境は、主に開発者以外がテストやチェックを行う環境です。
開発環境はその名の通り、開発者が開発する場所そのものです。
使用例)開発環境できちんとテスト通してからレビュー環境に適用してください。
バージョン管理システム
ソースコードやその他、データの管理をするツールです。
これをうまく使うことで、うっかり消した!とかバグが出たから前の状態に戻したい!などという時にも安心です。
有名なものに CVS、Subversion、git などがあります。シーブレインでは Subversion を使用しています。
リポジトリ
バージョン管理システムで、データを管理しているディレクトリのような物です。
基本的にはここにあるファイルを出し入れする事で管理します。
ここに格納しておけば、以前のバージョンに戻すことも容易です。
ブランチ
ブランチは、複数の開発を平行して進めたい時に使用します。
例えばとあるシステムに、開発期間2週間の機能追加をするとします。
その時にそのまま開発してしまいますと、新機能の開発が終わらないうちに本番でバグが見つかったりすると、どのファイルは途中だからあげちゃダメ、どのファイルは上げても大丈夫、などと煩雑になってしまいます。
そこで「ブランチ」を切るとそのような悩みからは解放され、思う存分開発ができるようになります。
チェックアウト、コミット(チェックイン)、更新(アップデート)、衝突(コンフリクト)
どれも、バージョン管理システムで使う用語です。チェックアウトとはリポジトリからファイルを取り出すこと、コミットとは修正したファイルをリポジトリに格納することを言います。
更新は、自分の作業環境とリポジトリとの同期をとり、最新に保つことを言います。衝突とは、誰かが作業した部分と自分が作業した部分がまったく一緒だった場合に起こります。
その際は、どちらかを採用するなりうまくマージするなりしなければなりません。
使用例)更新かけたら衝突しちゃったんだけど、解決してコミットしといたんで、君もチェックアウトして確認しといて。
- バージョン管理システム - Wikipedia(用語として独立してませんが、このページを読めば全部出てきます)
BTS
バグトラッキングシステム、の略です。バグを管理し、システムの品質を上げる事を
目的とします。バグ管理システム、ともいいます。
バグの報告→担当者が修正→報告者確認→完了、というのがおおざっぱな流れになります。この流れをログも含めて管理することができます。
いろいろな物がありますが、シーブレインでは Redmine を使用しています。
使用例)3コバグ見つけたから、BTS の方にあげといたよ。
エビデンス
大ざっぱに言うと、証拠の事です。ちゃんと動いているという証拠、または逆に、このようなバグがあります、というのの証明です。
正直、シーブレインの現場ではあまり出てきませんが、業界全体では結構使われる用語なので覚えておくと良いと思います。
使用例)登録確認画面でおかしな数値が表示されています。エビデンスを添付します。(スクリーンショットが添付されてたりする)
リスケ、オンスケ
リスケとはリスケジュールの略で、スケジュールを引き直す事です。主に延ばす事が多く、早まることはあまりありません。
オンスケはオンスケジュールの略で、スケジュール通りに進んでることを言います。
使用例)現在オンスケで進行してるから、リスケは無しの方向で。
WBS
ワールドビジネスサテライトの事、ではないです。
Work Breakdown Structure の略で、プロジェクトの作業を細分化し、階層構造にした表の事です。
使用例)まずは WBS を作成しますので、できたら確認願います。
まとめ
ということで、いかがでしょうか。 プロジェクト管理とはちょっと違う物も結構ありましたが、その辺は気にしないでくださいませ。