KPT 法でプロジェクトを振り返ろう!

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梅雨も明けて夏本番。明日から夏休みをいただく予定の kimoto です。
ちなみに国はおろか、県や市からも出ない予定です!

さて先日、チームでとあるプロジェクトの振り返りを KPT 法にて行いました。
この KPT 法、もちろん有名な振り返り法ですが、知らない方のために簡単な解説をしようと思います。
簡単にできるので、みなさん試してみてください。

KPT 法とは

KPT 法とは、Keep、Problem、Try の頭文字をとったものです。
Keep は「やって良かったから次もやりたい事」、
Problem は「問題があったので辞めたい、もしくは改善したい事」、
Try は「次にやってみたい事」という意味です。
これをチーム全員で出す事で、そのプロジェクトの良かった点や問題点などを可視化しつつ洗い出す事ができます。
また、この会議に参加しなかったメンバーにも伝えやすいというのも特徴ですね。

用意するもの、条件

用意するものは、大きめの付箋とホワイトボードと、メンバー分のペンです。
そして、あまり堅くならず、和やかな雰囲気で行う様にしてください。
また、なるべく短いスパンで何度もやる方が効果的です。あまりスパンが長くなってしまうと、言うべき事を忘れてしまったりする為です。

どのように進めるのか

では実際のやり方を説明していきます。まずは、ホワイトボードを三分割し、それぞれ Keep、Problem、Try の領域に分けます。

次に、5 分~ 10 分程時間をとり、メンバーそれぞれに Keep と Problem を付箋に各々書いてもらい、最後にそれをホワイトボードに貼り付けます。

実際に発言してもらいつつホワイトボードに書いていく方法もありますが、他の人の意見に左右されずに意見を出せるという意味でも、それぞれで書いてもらった方がよいと思います。

Keep と problem が出そろったら、まず同じ意見の物はまとめます。
その後、書いてもらった事に対し、Keep であればどのような所が良かったのか、Problem であれば何が問題だったか、改善するにはどうしたら良いかなど、それぞれの意見を述べてもらいます。
実際にやってみるとこの時点で、題材となっているプロジェクトについてメンバーの思っている事が可視化され、かなり整理されるのがわかると思います。

一通り Keep と Problem についての議論が終わったら、次に Try に移ります。
まずは挙がった Problem を改善するための案を、Try として書いていきます。

その後、それとは別に、次にやってみたい事を Try として書きだしていきます。

Try が出そろった所で、それぞれの案について、メンバーで話し合い、実際に Try するのかどうかを決めていきます。

最後にここまでの総括を司会(もしくはリーダ)が行いフィニッシュとなります。
さらに議事をまとめ、メンバーとその他の人たちに公開すると、より一層効果的です。

そして、次回の KPT 法は、今回の Try がどうだったか、という所から始めるようにしてください。

まとめ

という事で、KPT 法について簡単に説明してみました。
問題の可視化・整理、問題意識の共有など、この方法にはさまざまなメリットがあります。
また、普段あまり問題を口にしないタイプのメンバーも、この場なら言いやすいという事もあります。
そして、なんと言っても簡単で理解しやすく、コストも低いです。
まだ試した事の無い方は、是非試してみてくださいね。

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