Google Analytics にカスタム変数を設定する
kimoto です。我が家には、コタツには入るし、雪が降ると外に出たがらない犬がいます。おまえは本当に犬か?猫じゃないのか?
さて本日は、Google Analytics のお話。
とにかく便利な Google Analytics ですが、さらに細かくビジター情報を取るために、カスタム変数を設定出来ることを知らない方は意外と多いと思います。
そこで今回はカスタム変数の設定方法を簡単に説明してみようと思います。
カスタム変数とは?
カスタム変数とは?何ができるの?ってことで、簡単に説明します。
ただでさえ細かく解析してくれる Google Analytics ですが、さすがに同一 URL の場合はサイト上でのユーザ定義までは取得できません(例・ログインしている、していない、など)。
その辺りを補って、任意にセットできるのがカスタム変数になります。
カスタム変数の項目説明
カスタム変数で設定する項目は4つあります。
- インデックス
- 変数名
- 値
- スコープ(影響範囲)
インデックス
変数の ID のようなもので、1 ~ 5 を設定します。要するに設定できる変数の数が5件ということになります。
ここの値を同じにすると、後においてある方の変数で上書きされます。
変数名
任意の文字列で分かりやすい名前にします。半角英数が望ましいです。
値
ここをカスタマイズします。半角英数が望ましいです。
スコープ(範囲)
1 ~ 3 のどれかを設定します。
1 はビジターで、訪れた人が、その有効期限が切れるまでトラッキングします。
2 はセッションで、訪問から離脱までをトラッキングします。
3 はページで、ページごとにトラッキングします。
カスタム変数の設定仕方
では実際どのように設定するのでしょうか。以下のようにタグを設置します。
_gaq.push(['_setCustomVar',
インデックス, // 1 ~ 5を指定
変数名, // 任意の文字列(半角英数字推奨)
値, // 任意の文字列(半角英数字推奨)
スコープ // 1 ~ 3を指定
]);
例としてはこのような感じ。
_gaq.push(['_setCustomVar', 1, 'UserType', 'Visitor', 2]);
これを、Google Analytics のトラッキングコードの中に入れます。また、これの「値」の部分を PHP などで動的に指定したりします。 下記の例は、ユーザがログインしてるかどうかで「User」と「Visitor」
<?php
$user_type = $this->_isUser() ? 'User' : 'Visitor';
?>
<script type="text/javascript">
var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-xxxxxx-1']);
_gaq.push(['_setCustomVar', 1, 'UserType', <?php echo $user_type; ?>, 2]);
_gaq.push(['_trackPageview']);
(function() {
var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true;
ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js';
var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();
</script>
実際にはこのようになります。
カスタム変数の確認
アナリティクスにアクセスし、「ユーザー→カスタム→カスタム変数」を確認し、無事にデータがとれていればOKです。