[バシャログスタッフの道具箱] タブ式ターミナルエミュレータ「Poderosa」
こんにちは、自身がインフルエンザになったり家族が風邪ひいたり、はやく春にならないかなと思っているinoueです。 (花粉症じゃないからいえるセリフなんですけどね。)
さて、バシャログスタッフの道具箱第 8 回、今回ご紹介するのは「Poderosa」。
タブ式GUIが特徴のWindows用ターミナルエミュレータです。
Windows用ターミナルエミュレータとしてシーブレインで主に使われているのは「PuTTY」です。
PuTTYもいろいろなユーティリティがついていたり、WinSCPと連携できたりと便利なのですが、
ターミナルの機能がシンプルすぎて、Webアプリケーション開発ツールとしては少々物足りないと私は思ってます。
その点Poderosaは機能が豊富で、しかもPuTTYやTeraTermの不満なところを開発に生かしただけあって、とても気が利いているツールだといえます。
今回は「PuTTY にはないけどPoderosa には標準装備」な3つの点を軸に、ここでは「Poderosa」を紹介したいと思います。
タブ式GUI
Poderosaの最大の特徴ともいえるのが、このタブ式GUI。
複数のサーバにアクセスする必要があっても、ウィンドウがばらけずまとまっているのが非常に作業しやすいです。
また、ホストに接続中のタブで[コンソール]-[複製](ショートカットキーならば[Alt]+[R])を選択すると、接続が複製されます。
例えば、1つはMySQLに接続してDB内のデータを表示し、もう一方はログファイルの中身を表示、
など1つのサーバの状況を複数の観点から確認したい場合に便利な機能です。
ウィンドウの分割も可能なので、さまざまな表示方法を試すことが可能です。
加えて、コピーアンドペーストも充実しており、[Alt]+[C]および[Alt]+[V]で行えるので活用すると便利です。
(ついついQLクエリをコピーしようとして、[Ctrl]+[C]しちゃってMySQL切断、なんてこともありますけれども。)
文字エンコードが随時切り替え可能
メニューバーの「エンコーディング」選択メニューで、「iso-8859-1,utf-8,euc-jp,shift-jis」の切り替えが随時可能です。
これによって、「基本のエンコーディングはUTF-8だけどこのファイルだけは過去の遺産でeuc-jp」といったデータも、
ささっと切り替えて表示できるので楽ちんです。
欧文フォントと日本語フォントが個別設定可能
ささいなことなんですが、これが非常にありがたい!
英字フォントは「Courier New」がいいんですよ。個人的なこだわりなだけですけど。
でもPuTTYで「Courier New」にちゃうと日本語データが表示されません。それでは仕事になりませんからしぶしぶ「Terminal」とかにしていますが。
というわけで、英字用フォント、日本語用フォントをそれぞれ設定できるPoderosaバンザイ。
(ちなみに、背景色とテキスト色のデフォルトは背景=白、テキスト=黒です。
私は黒地に緑の字がコンソールぽくって落ち着くので、インストール後にまず変更してしまいました。)
Poderosaのダウンロードと情報
- Terminal Emulator Poderosa
- FAQやTips、コミュニティのフォーラムなど(あまり活発ではありませんが)をみると、いろいろと便利な使い方がわかります。