Linuxのディレクトリの役割
レンタルサーバーなどを借りると、『フルパスは、 「/home/sites/○○/users/[ユーザー名]/web」』や『PHPのコマンドパスは「/usr/local/bin/php」』など、覚えておきたいパスがありますよね。
この「home」や「usr」の意味はご存知でしょうか?
Windowsでもファイルごとに役割や約束事があるように、Linuxのディレクトリ(Windowsで言うところのファイルに相当するもの)にもそれぞれ意味があります。
知っておくと意外な時に役立つかもしれないので、ルートディレクトリ以下の主なディレクトリをまとめてみました。
(※ 尚、ディストリビューションによってディレクトリ構造が異なるので、今回は一般的な構造を取り上げています。)
/bin | 基本コマンドなど、バイナリファイルが置かれる |
---|---|
/dev | 特殊デバイスファイルが置かれる |
/home | 一般ユーザーのホームディレクトリが置かれる |
/lib | ライブラリが置かれる |
/root | rootのホームディレクトリが置かれる |
/tmp | 一時的に作成されるファイルが置かれる |
/var | ログファイルなど頻繁に更新されるファイルが置かれる |
/boot | 起動時に必要なファイルが置かれる |
/etc | 各種プログラムの設定ファイルなどが置かれる |
/mnt | マウントポイントなどが置かれる |
/proc | 動作中のシステムの情報などが置かれる |
/sbin | 管理者のコマンドが置かれる |
/usr | アプリケーションなどのファイルが置かれる |
何かの時に役立てば幸いです。