第2回CakePHP勉強会に参加しました
昨日、株式会社トライコーンで行われた第2回CakePHP勉強会に参加してきました。ひとことで表すなら、熱気が半端じゃなかったですね。勉強会会場も満員、バースペースでの懇親会では汗すらでてきました。2月なのに…CakePHPを使い始めて3、4ヶ月経ちますがCakePHPの盛り上がりを実感できました。
前回との違いは?
前回は、CakePHPの使い方や導入の仕方が話の中心でしたが、今回は導入事例とライトニングトーク中心でした。
addons.mozilla.org@CakePHP
会場でアンケートをとったところ、このサイトがCakePHPを利用して構築されていることは多くの方が知っていたようです。(CakePHPガイドブックにも載っていますしネ)。ソースコードを見た人はほとんどいらっしゃらなかったようです。(僕も見てないうちの一人)
事例紹介では、サイトの規模をPVやハードウェア構成を紹介した後、このサイトのソースコードがリポジトリで公開されているということで、xampp上で動かすデモがありました。ソースコードはsvn.mozilla.orgで見ることができます。また、TortoiseSVNでチェックアウトして確認しましたが、
svn co http://svn.mozilla.org/addons/trunk/ amo/
を実行すればチェックアウトできると思います。
また、DB参照クエリでmemcacheを利用できるように、Modelクラスを継承した子クラスを作っていて、実際にmemcacheが効いている様子をxampp+windows版memcachedを使ったデモで見させてもらいました。CakePHPおなじみのSQLクエリ表示テーブルの行数が減る様子が爽快でした。
ニフティトピックイット@CakePHP
CakePHPで作られていて、2007年4月にローンチのソーシャルニュースサービスの紹介。PC、携帯、iPod Touch、 wiiに対応しているのがウリのようです。負荷対策が目先の課題とのこと。また、Active Recordでは非効率的なクエリになりやすいので注意する必要があるとの、実践的なアドバイスもありました。
CakePHP 1.2 のEメールコンポーネントは使えるのか?
- すべて現時点では、という話
- コンポーネント登録して、データつっこんで送信(連続して送るときはresetメソッド?)
- 日本語メール、「送れなくはない」に苦笑
- charsetを指定してもsubject、bodyを自動変換はしてくれない
- 1行の文字数が長くなると文字化けすることが→RFC2822の制限を守ろうとしているが日本語に対応していない
- まだ本番環境には適さない
初心者がはまりやすいCakePHPのうっかりポイントまとめ
CakePHPにさわり初めて1週間で何をやったか、そのときの誘惑ポイント(Cakeから逃げたくなったポイント(笑))とともに紹介。
CakePHP+Oracle
- CakeでOracleを使う方法
- dbo_oracle.phpをもってくる
- バージョンによって対応がまちまちのようです
あのOSSをCakeに移植する
- fastladderをCakeに移植!
- Cakeで動作していることの証明→やっぱりCakeのクエリデバッガでした
- コントローラの名前にnewが使えなかったり(キーワードになっているから)、folderという名前のコントローラ?も別の名前にして、ルーティングで解決
まとめ
addons.mozilla.orgの事例は規模の大きさよりはCakePHPの規約でどこにしたがってどこをhackするかという設計の点で得るものがあったと思います。
CakePHPで動いていることの証明はクエリデバッガ(という名前でいいのかな)で決まりのようです
主催者、発表者の皆様、参加者の皆様、お疲れ様でした。懇親会で話してくださった方、終電の時間が早くてあまり長く話せませんでしたがありがとうございました。会場を提供していただいた株式会社トライコーン様、ありがとうございました。