Google Map Api の落とし穴
みなさん、Google Map Api 使ってますか?
場所の情報を持つデータを表示する際などに利用すれば、見栄えや使い勝手などを格段に向上してくれる Google Map Api。ちょっと前には住所からポイントを取得できるようになり、ますます便利になりました。こんな機能を無料で提供してくれている Google さんには足を向けて寝られません。
ただし、手放しで喜んでばかりいると思わぬ落とし穴にハマる事があります。BETA 版であり、無料で使用している事を考えれば、利用者側で気をつけなければならない問題です。
ということで、最近起きた問題を2点ほどご紹介します。
- 住所から場所を特定したら全然別の場所
これは使い方によってはクリティカルな問題になりかねません。
たとえば「埼玉県入間郡毛呂山町中央2丁目」をGoogleMapで検索してみてください。なぜか検索結果には場所も文字も「埼玉県入間郡毛呂山町目白台2丁目」が表示されます。これではピンポイントの地図を表示したい場合には問題となります。
こういう場合に備え、住所だけで場所を特定するのではなく、緯度経度からもポイントを指定できるような設計にすべきだと言えます。
- 突如 Map が表示されなくなる
ちょうどある物を開発している時だったのですぐ気づいたのですが、5分前まで問題なく表示されていた Map が突如真っ白になりました。Api 自体落ちちゃったのかな?他の会社のサービスはどうだろ?と思ってみてみたら、他は特に問題なく稼動中。えーっ、アカウント停止?と思ったんですがどうやら違いました。Api を呼び出しているタグの部分の、
<script type="text/javascript" src="http://maps.google.com/maps?file=api&v=2.55&key=XXXapikeyXXX"></script>
この「v=2.55」、これが原因だったようです。
ここを「v=2」にしたところ無事に動くようになりました。何かの改定があったのかもしれません。(調べてはいません。すみません)
ということで、Google Map Api を利用していて起きた問題を 2 点ご紹介しました。
これだけ便利な物を無料で使用するという事で、これくらいのリスクは仕方ないかなとも思います。
みなさんもお気をつけて。