新しくなったAdobe Fonts(Typekit)を使ってみた

新しくなったAdobe Fonts(Typekit)を使ってみた

こんにちは。sitoです。

10月15日に、Adobeの「Typekit」が「Adobe Fonts」に名称変更すると発表がありました。
それに伴い、複雑だったこれまでの利用制限が撤廃され、ライセンスも非常にシンプルになりました。

今回は、「Typekit」からの変更点を確認しつつ、新しくなった「Adobe Fonts」を使ってみようと思います。

変更点

フォントの同期制限の撤廃

◆Typekit

  • 同期できるフォント数に制限があり、その上限がプランによって異なる

◆Adobe Fonts

  • すべてのCreative Cloudプランで、すべてのフォントが利用できる(Creative Cloudプランの料金にすべてが含まれるようになった)

※AdobeIDがあれば、フォントの基本セットは無償で利用可能。

Webフォントにおけるページビュー制限とドメイン制限の撤廃

◆Typekit

  • 月間ページビュー数、ドメイン数、1サイトあたりの利用可能フォント数に制限があり、その上限がプランによって異なる

◆Adobe Fonts

  • すべてのCreative Cloudプランで、すべてのWebフォントがこれらの制限なく利用可能

「Webのみ」のフォント利用制限撤廃

◆Typekit

  • 「Webのみ」でしか使えないフォントあり

◆Adobe Fonts

  • すべてのフォントが、Webでもデスクトップでも利用可能

▼変更点の詳細はこちら
https://helpx.adobe.com/jp/fonts/using/introducing-adobe-fonts.html

使ってみる

※Creative Cloudのデスクトップアプリは予めインストールしておきましょう

▼まずは、フォントの一覧を参照。 https://fonts.adobe.com/fonts

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▼使いたいフォントが見つかったら、「アクティベート」スイッチをオン。

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▼太さやスタイルごとにアクティベートすることも可能です。

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▼アクティベートしたフォントが使えるようになります。

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▼Wordなどでも使えます。

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▼アクティベートしているフォントは「My Adobe Fonts」ページで管理できます。

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▼また、Creative Cloudのデスクトップアプリでも確認できます。

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Webフォントを使ってみる

先程と同じように、フォントの一覧を参照します。

▼使いたいフォントが見つかったら、ボタンをクリックします。

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▼Webプロジェクトにフォントを追加のウィンドウが立ち上がるので、新規プロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを選択します。読み込むフォントの太さとスタイルを選択することもできます。

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▼埋め込みコードが表示されます

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▼これをWeb サイトの タグに貼り付けることで、Webフォントが使用できるようになります。

バシャログ。
横浜のシーブレイン Web制作スタッフによる技術情報ブログです。

▼プロジェクトの設定は、後から「My Adobe Fonts」ページで変更することもできます。

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また、ライセンスについて以下のページを確認してから使用するとよいと思います。
https://helpx.adobe.com/jp/fonts/using/font-licensing.html

日本語のWebフォントもたくさんあるのがAdobe Fontsの嬉しいところですね。
複雑な利用制限がなくなり、だいぶ使いやすくなったので、フォントに悩んだらAdobe Fontsをあさってみるのもよいのではないでしょうか!

▼参考
https://blogs.adobe.com/creativestation/dtp-typekit-is-adobe-fonts
https://helpx.adobe.com/jp/fonts/topics.html

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