Operaの愛すべきメモ機能

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先日最新バージョン9.5が公開された、WEBブラウザOpera
ページ表示処理の高速化やWEB開発ツールDragonfly(プレビュー版)の搭載などが話題となっています。

私inoueのパソコンには、このOperaをはじめFirefoxとIE、計3種類のWEBブラウザがプログラム開発のためにインストールしてあります。
この中で、調べもの等の一般利用のブラウザとしてこのOperaが日々大活躍しています。

なぜ調べもの用ブラウザがOperaなのか、といいますと、今回紹介するこの「メモ」機能があるからなのです。

Operaのメモ機能とは

Operaにはブックマーク、メール、RSSリーダなど様々な機能があり、このメモもそのひとつです。
パネルと呼ばれるツールバーに表示されており、いつでも起動できます。

このメモ機能、ページ上の有用な情報をすばやく切り取って保存したり、その情報をメールなどですばやく他の人に伝えるのにとても適したツールなのです。

メモを表示しているページから作成する

たとえばこのCSSが、あなたの求めていた情報であるとします。
検索エンジンを使って、目的のページを探し当てたら、今後の参考にブックマークする、というのは誰もが行うことだと思います。
そこにもうひと手間、この「メモ機能」にも保存しておくと、次に同じことをしたい時、再度そのページを見る必要がありません。
万が一その参照元ページが削除されても大丈夫、手元に必要な情報があるのです。

メモの作成は至って簡単。
ページ中のメモしたい部分を選択し、右クリック。「メモにコピー」メニューを選択すればメモが追加作成されます。

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パネル表示の部分にはメモの1行目の内容が表示されます。
メモにタイトルはつけられませんので、複数メモを登録する際はこの一行目の内容が重要になります。
単に保存しておくだけのメモであれば、メモの追加後に適宜1行目にタイトル行を加えてもいいかもしれません。

メモとメール機能の連携

メモはもちろん新規に作成することもできます。
上部の「追加」ボタンをクリックし、メモ一覧の下に表示されるフォームに文章を入力するだけです。
「保存」ボタンもなく、入力内容は即時反映されますので、アイデア帳としても使い勝手がよいと思います。

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ここで作成したメモとをOperaのメール機能で活用すると、定型作業がぐんと効率アップします。
Operaのメール機能では、署名は1つしか持てません。
しかし実際は社内と社外などで署名を使い分けたい状況が多々あると思います。
そんな時、このメモ機能を使うことで様々な相手に対応可能になります。
まず、メールアカウントのプロパティにて登録する署名には、共通の情報(例:氏名とメールアドレスのみ)を登録しておきます。
次に、メモに「住所のみ」「住所と電話番号」「ブログURL」などを登録しておきます。
メール作成時、自動表示される署名の後でマウスを右クリックし「メモを挿入」から、追加したい情報のメモを選択します。
以上でメールの署名を簡単に拡張できます。慣れてくると、複数の署名から選択するよりも簡単な気がします。

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また、メモに保存してある情報を他の人に知らせたい、そんな場合は、メモ一覧にて対象となるメモを右クリックし、「メールで送信」を選択すると、メモの内容が表示された新規メール作成タブが表示されます。
メモの蓄積をクセにしておけば、情報共有に活用できる機会も増えるのではないでしょうか。

以上、Operaのお気に入り機能である「メモ」について簡単にご紹介しました。
公式サイトでの情報をご紹介したいところなのですが、Operaのパネルというチュートリアルに「メモの利用方法」というリンクがあるものの現在デッドリンクになっていました。残念。復活したらリンクを貼りたいと思います。

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